優雅さとリラックス効果を
併せ持つホテルライクな家
ソーフィールドホーム(挽野建設株式会社)
ホテルの非日常感を醸しつつ、
心からリラックスできる優雅な平屋
南に面した大開口の窓からは、四季折々の陽射しが降り注ぐ。風が心地良い季節には、窓を開け放して開放的に。冬は薪ストーブの火が目にやさしい。
同邸宅は、床面積155平米超の平屋建て。洗練を極めた海外のハイエンドホテルの上質感と同時に、自邸ならではのゆとりと寛ぎを感じられる空間が、細部にまで妥協することなく構築されている。
設計施工を手掛けた「ソーフィールドホーム」は、ホテルライクな上質さと心地良さが共存する空間づくりを得意とし、年間を通して環境変化の少ない、高気密・高断熱住宅を基本としている。邸内の空気の綺麗さや防音性能にもしっかりと配慮され、五感にストレスのない快適な美空間は、まさにホテル仕様。壁や柱、建具はもちろんインテリアに至るまで、白・黒・グレーに限定し、無機質な素材で揃え、邸宅全体をモダンでシックな設えに。そこに、効果的に配された木質感のある扉やロハスでリラックス効果のある暖炉がシンプルな空間に優雅さを添える。暖炉脇に置かれた薪も効果的なアクセントだ。
リビングルームに高台感を出すために、全体の基礎高を150mm上げているが、このわずかの違いで視界にぐんと広がりが増すから驚きだ。外部のタイルデッキには敢えて階段を設けておらず、視線の先でスパっと切り取られたこのデッキが、高さを演出するために一役買っている。
また、リビングルームはテラスに向かって天井高を上げることで、奥行き感と拡がりのある開放感を演出。リビングルームとタイルデッキの床材は、同素材・同色で。サッシを最小限に抑えガラス面を広く取っているので、窓を閉めていても、内と外が緩やかに繋がる空間となるように設計されている。
さらに、写真からもお分かりいただけることと思う。内外とも、「面」を大事に納められていることも、この邸宅の美しさをより一層引き立てる重要なポイントだ。空間の仕上がりは、実に滑らかで、凹凸のある枠材や取手等は可能な限り排除され、収納も扉の上下に隠す等、面の美しさが際立っている。パッケージ化されている既存の部材は使わずに、デザインやご家族の使い勝手に合わせて、ゼロから完全オーダー製作を行うことで、イメージ通りの仕上がりに。
無駄なものを一切取り除いた非日常のホテルという空間をイメージしながらも、暮らしの機能に優れ、家族が心から寛げる住み心地の良い家が実現した。
K様邸 群馬県太田市
設計 | 挽野建設株式会社 |
敷地面積 | 1183.05㎡ |
床面積 | 155.35㎡ |
家族構成 | 4人家族(父,母,子2人) |
構造 | 在来軸組工法 |
構造設計 | 挽野建設株式会社 |
工事期間 | 2021年1月〜2022年5月 |
施工 | 挽野建設株式会社 |
ソーフィールドホーム
1989年法人設立。2001年伊勢崎連取展示場オープン。2015年高崎ショールームオープン。2017年太田展示場オープン。2019年伊勢崎宮子展示場オープン。2022年新太田展示場オープン