「住宅」 一覧
時間の経過に耐える建築、
人々の痕跡が残る建築を思考
株式会社 半谷彰英建築設計事務所
その土地や住い手が紡いできた
時間や想いを汲み取り、新しいカタチに
建築家・半谷彰英氏は、時間の経過に耐え、人々の営みの痕跡が静かに刻まれていく建築を思考する。目指すのは、光や風、空間のかたちといった普遍的な要素を丁寧に扱い、永遠に古びることのない建築を具現化することにある。
「要望や敷地環境、求められる機能性を十分に踏まえたうえで、さらに価値を育む「間」をつくることが、空間の質を高め、日常をより豊かにすると考えます」と、半谷氏。「日常の中に、ふと日常を超える瞬間を感じられる空間を創出していきたいと考えています」とも。
今回の誌面でご紹介するのは、土地の記憶や家族の記憶を受け継ぐ2邸。土地が宿す記憶、家族の記憶―こうした要素を大切にする半谷氏ならではの美しく穏やかな建築だ。
メインの邸宅が建つのは、古くから開発された住宅地。今回の建て替えは3代目となり、世代を超えて受継がれてきた土地の記憶と、良質な住宅地の関係を次代へと引継ぐ計画としている。
建屋は3つに分割されたコンクリートの箱で構成され、かつての古屋の持つ外光や庭、隣地との関係を引き継ぐ目的で、LDKは古屋の配置をなぞり、リビングの南窓は昔と同じ位置に。内外を連続する仕上げにより、内部にも外的な空間を作ることで、限られた空間に奥行と広がりを生んでいる。
次の邸宅は、広い敷地に建つ築50年の母屋を建て替えた事例。敷地内には既存の離れがあり、新たな母屋と接続させる計画とし、庭づくりがお好きな施主様が手がけた2つの庭―リビングからは洋の庭、和室からは和の庭を望める様に。他の部屋も、それぞれの庭とつながりを与え、常に室内の囲われた安心感と外への開放感が共存する空間としている。
離れと母屋のつながりにとどまらず、かつての旧母屋の記憶、さらに軒下や広い庭を介して広がる地域とのつながりといった、多層的なつながりを表現した住宅であることも特筆すべき点だろう。
ウェブサイトには様々な設計事例が丁寧なコメントと共に掲載されているので、ぜひご覧になっていただきたい。
遠方の物件も得意とし、首都圏、東北、東海、関西、九州、海外等、幅広いエリアでの実績も豊富なので、遠方の方もまずは気軽にお問い合わせを。
Third generation
愛知県
| 設計 | 株式会社 半谷彰英建築設計事務所 |
| 敷地面積 | 280㎡ |
| 1階 | 140㎡ |
| 2階 | 135㎡ |
| 家族構成 | 3人家族 (ご夫婦・子1人) |
| 構造 | RC |
| 構造設計 | 株式会社メイホウ・オンスタジオ・ アソシエイツ構造設計事務所 |
| 設計期間 | 2020年3月〜2021年5月 |
| 工事期間 | 2021年7月〜2022年7月 |
| 施工 | 株式会社岡本建設 |
繋ぐ母屋
愛知県
| 設計 | 株式会社 半谷彰英建築設計事務所 |
| 敷地面積 | 910㎡ |
| 1階 | 130㎡ |
| 2階 | 40㎡ |
| 家族構成 | 3人家族 (ご夫婦・子1人) |
| 構造 | 木造 |
| 構造設計 | 寺戸巽海構計画工房 |
| 設計期間 | 2022年4月〜2023年5月 |
| 工事期間 | 2023年6月〜2024年2月 |
| 施工 | 内田建設株式会社 |
株式会社 半谷彰英建築設計事務所
住宅から施設まで、新築・改築を問わず、用途・規模・構造を超えた多様な建築設計を手がけている。多数の受賞・掲載歴を持ち、インテリア選定に至るまで、きめ細かな対応を強みとしている
INFORMATION
株式会社 半谷彰英建築設計事務所
| 住所 | 愛知県名古屋市千種区池下1-8-9 TOUKOUビル4F |
| TEL | 052-734-7902 |
| HP | https://www.hanya-arc.com/ |








