京都府人の心を動かす空間
環境と調和する建築を創造

人の心を動かす空間
環境と調和する建築を創造

一級建築士事務所(有)BOFアーキテクツ
古いものとモダンなものが共存する
京都ならではのリノベーション空間

 社名のBOFは、BOX ON FIELDから。すなわち、建築とは、大地の上に存在する箱。単独では存在価値は薄く、機能性や法的な制約・構造・コスト・時代といった要素を含めての環境に応じたものでなければいけない—。それが〈BOFアーキテクツ〉の設計思想の根幹にある。
 今回ご紹介するのは、京都市内での2件のリノベーション事例。P56からP59でご紹介している邸宅のクライアントは台湾の方。この邸宅は、日本での事業拠点としてはもちろん、諸外国から訪れる仕事関係者や友人を迎える迎賓館としての役割も兼ねている。この場所を通して、世界に京都の文化を知ってもらいたいとの意向を汲んで、既存建屋の材料を活かしながら、数寄屋建築の意匠に。茶道や華道にも大変興味をお持ちなので、本格的な茶事で客人をおもてなしできる様に、炉を切った和室も用意されている。ラウンジを兼ねたダイニングと水廻り、寝室以外は、純和風。既存の庭園を整備した庭は露地風に設えて、邸内のどの場所からも風雅な景色が目に入る。施工は創業300年を数える福井工務店。細部に至るまで丁寧に造り込まれた仕上がりの美しさにも、一流大工の腕が光る。
 P60、P61は、クライアントであるシンガポール人建築家との協業によるもの。内外装ともに数回にわたり改修された既存の建屋を、建築当初の図面を元に、極力建築当時に近い状態に再現している。古きものと新しいデザインを融合させたメリハリのある空間を造りたい、とのクライアントの意向を汲んで、既存部分は建築当時のオリジナルな和の意匠を。復元、解体・新築された水廻り部分は現代的なデザインとし、クライアントのライフスタイルに合わせた浴室に。同邸が建つのは、古都の風情漂う御所南。古くから京都の町衆が暮すこの町に、しっくり馴染む佇まいだ。
 ウェブサイトにはこのような和風建築からモダンスタイルまで様々な事例がアップされているので、ご覧になってみてはいかがだろう。人の心を動かす空間、環境と調和する建物を、〈BOF アーキテクツ〉と共に、次はあなたが実現させていただきたい。

画像ギャラリー
旗竿地に建つ立地を利用して、往来からは長屋門をくぐり、隣家に面した細長い路地を抜けて邸内へ。日常と非日常が切り替わる風雅な空間だ
自然光と抑えた照明が創り出す陰影が、空間に趣のある表情を添える Photo:Russel Wong
雪見障子ごしに、風雅な日本庭園を望む Photo:Russel Wong
既存の樹木や灯篭を残し、町屋の庭を京都の庭師によってリメイク Photo:Russel Wong
無垢の一枚板と石をくりぬいたボウルを配した洗面コーナー Photo:Russel Wong
洗面コーナーの鏡の裏手に配した浴槽。大きな窓ごしには、洗面と浴室のためだけの専用庭をレイアウト Photo:Russel Wong

Art Gallery 逢友
京都市伏見区
設計 一級建築士事務所(有)BOFアーキテクツ
敷地面積 186.24㎡
1階 92.42㎡
2階 73.29㎡
構造 木造
設計期間 2016年3月〜2016年8月
工事期間 2016年9月〜2017年3月
施工 福井工務店
松荘庵
京都市上京区
設計 一級建築士事務所(有)BOFアーキテクツ
敷地面積 115.18㎡
1階 87.94㎡
2階 57.63㎡
家族構成 4人家族 (父、母、子2人)
構造 木造
設計期間 2014年1月〜2014年5月
工事期間 2014年6月〜2015年1月
一級建築士事務所
(有)BOFアーキテクツ

京都を拠点に、事業物件や戸建住宅の企画設計を幅広く手がける設計事務所。目まぐるしく変化する時代の中で、新しいものだけにとらわれず常に「環境」に調和し、人のぬくもりを感じる命ある建築を設計

INFORMATION
一級建築士事務所(有)BOFアーキテクツ
住所 京都府京都市下京区大宮通高辻下る高辻大宮町102-4
TEL 075-813-0330
HP https://www.b-o-f.co.jp

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