地元の材、職人を大切に
山からはじまる家づくり
丸和建設株式会社


四季を通じて美しい空気が巡り、
木に守られ癒される心地良い家
桧の製材所として発足し、時を重ねて90年。〈丸和建設株式会社〉が掲げるのは、「山からはじまる家づくり」。地元で育てた材料で、地元の職人たちがつくる空気感の良い美しい家―この国、この土地の風土に合った自然素材を生かし、人・モノ・コトを繋ぎながら、ご縁を頂いたお客様が幸せになれるような家づくりを目指す同社は、地元からの信頼も非常に厚い。
最初にご紹介するのは、23年以上経過した同社のモデルハウスで、2年前に外部塗装、庭、内部の漆喰仕上げ、水廻りの設備をリニューアル。大工による手刻みで建てられたこの家は、桧の北限とされる地域産の桧を中心にすべて国産材が使われているが、歳月を経てあめ色に変化して、新築とはまた違った趣があり、どこにいてもやさしくほっと寛げる。左官の塗り壁やオリジナル建具といった職人技も見所の一つだ。
現在人気を集める広がりのある間取りやスキップフロアを20年以上前にすでに取り入れているが、電化製品に頼りすぎないパッシヴな家づくりにより、冬は家の中心に据えた薪ストーブ1台で心地良く過ごすことができる。さらに、太陽熱の利用と壁内通気工法を組み合わせた「エアパス工法」による邸内全体を満たす清浄で快適な空気環境も、特筆すべき点だろう。
次に紹介するのは、元々大きな邸宅だったが震災による被災が甚大だったため、大部分を解体し新築する運びとなった事例だ。大屋根を生かして、広々とした吹抜けや土間が設置されているが、この家に暮らす夫婦・子供・父親の5人と愛犬はもちろん。兄弟やお客様が気兼ねなく集える間取りが工夫されている。桧を中心とした木材と漆喰の調和が優しい空間には、天井の高低差で場所ごとに変化を設けてゆるやかにゾーニング。建替え前の建物に使われていた欅を土間のテーブルに作り変えるなど、古き良き材を活かしながら新しい家に馴染む工夫も、木を大切にする同社ならでは。
漆喰仕上げの壁やモデルルーム同様「エアパス工法」の採用で、人もペットも心地良く健康的に。木と天然素材、澄んだ空気のこの家は、家族と共に幸福な時間を紡いでいくことだろう。
同社では、今回ご案内の2邸はもちろん、手掛けるすべての一邸一邸が、数世代にわたって住み継げる家であることが大前提だ。木造住宅は二百年経過しても再生できる特長を持つが、躯体が頑丈でなければリフォームに耐えられず結果として解体せざるを得ない状況となる。そこで、同社では、建てた世代、子世代、孫世代へと、安心・安全に住み継ける様に、リフォームに耐えうる躯体構造を土台に家を建てる。よって、時を経ても資産価値を保ちやすく、無駄なエネルギーを使わない住宅は自然環境保護も寄与するものだ。
美しく、快適に。そんな普遍的な木の家を精魂こめて一棟一棟作っていく職人気質の〈丸和建設株式会社〉で、次世代へと住み継ぐ家を建てていただきたい。
本社モデルハウス/
薪ストーブを楽しむ家
桜川市
設計・施工 | 丸和建設株式会社 |
施工面積 | 617㎡ |
1階 | 95.64㎡ |
2階 | 64.17㎡ |
家族構成 | 3人家族(夫婦、子1人)犬1頭(想定) |
構造 | 木造在来工法エアパス工法 |
設計期間 | 2000年4月~2000年12月 |
工事期間 | 2001年1月~2001年11月 |
川那子様邸/
ペットと共に健康に暮らす家
桜川市
設計・施工 | 丸和建設株式会社 |
施工面積 | 1254.62㎡ |
1階 | 166.72㎡ |
2階 | 33.12㎡ |
家族構成 | 5人家族(父、夫婦,子2人)犬1頭 |
構造 | 木造在来工法エアパス工法 |
設計期間 | 2018年1月〜2018年11月 |
工事期間 | 2018年12月〜2019年6月 |
丸和建設株式会社
製材会社を関連会社に持つ強みを生かした木の目利きに定評がある。良質な自然素材にこだわり、まるで自然のなかで深呼吸をしているような住まいを提供する地域密着型のビルダーだ