施主様のオーダーを叶え、より一層の感動を。
日々の暮らしが特別になる、機能性と美しさを備えた邸宅

　稀有な美しさと徹底した機能性を兼ね備えたハイエンドな空間を得意とし、国内外でその名を馳せる〈株式会社 平岡建築デザイン〉は、採光、窓からの景観、通風等を考慮した開口部の設計力に定評があり、木・石・金属、そして硝子といった上質でデリケートな素材まで自在に組み合わせる感性が素晴らしい。
　最初のページの邸宅は、伊豆の海辺に建つリタイアハウス。3本の脚で長方形の平屋を持ちあげる個性的なフォルムは「眺望のいい住宅で、趣味のアウトドアを存分に愉しみたい」という施主様のリクエストから生まれたもので、グランドレベルでは自然林によって海への眺望は阻まれているが、室内からは広い窓から伊豆の海を一望できる。中央の脚は玄関と階段。両端は長年の趣味であるスキューバダイビングや農園の道具の倉庫となり、その隙間を車庫に用いる等、構造の一つひとつに無駄がない。さらに、住民の少ない奥まった立地であることから、2階の生活空間を海側と山側の両面に開放して大パノラマが実現されている。移り変わる季節の風景と陽光をダイレクトに感じ、自然の大きな恵みを享受できる邸宅である。
　残りのページでご紹介の邸宅は、医院併用住宅の住宅部分に全面改装を施した事例。改装前は隣地の景観と外部からの目線を気にして、常時カーテンを閉め、吹き抜けはあるものの、小割りの狭く暗い部屋が並んでいた。そこで、まず庭の塀を高くすることでプライバシーを確保。カーテンが不要となったことで外部と内部が視覚的につながることを活かし、全体を日常から解放されるリゾートテイストの空間に。
　さらに、室内からの視線の行きつく庭の奥に設けた水盤が重要なフォーカルポイントで、背後に樹木を植え、内外にまたがる壁にバリ島産の質感の強い石材を貼ることで、大きなガラス面越しに内外が視覚的につながる非日常の心地良い空間へと生まれ変わらせた。
　〈平岡建築デザイン〉は、個人邸はもとより、商業施設やクリニック等医療施設の設計においても定評がある。空間を利用する全ての人に満足感をもたらす、美しく機能性に優れた建築物を求める方にこそ、コンタクトを取っていただきたい設計事務所である。