天然木の良さを感じる
生きた家
株式会社細川木材


伝統の板倉構法で時間をかけて丁寧に
自然素材に囲まれた健やかな暮らしを提案
〈細川木材株式会社〉が建てる家は、 “生きて”いる。それは、家族が末永く幸福な暮らしを紡ぐ土台となる家だ。
伊勢神宮や正倉院の建築にも用いられている伝統工法「板倉構法」を採用し、一般的な木造住宅に比べて約3倍の木を使う。その木材は四国の気候にあった四国産の杉や檜。100%天然の無垢材は、空調に頼らなくても、夏に涼しく冬は暖かで、24時間呼吸する木の特性によって、加湿器や除湿器も必要ない。木そのものに断熱効果があるため、家によっては断熱材不使用の場合も多く、使う場合もシックハウスの原因となるホルムアルデヒドを一切含まず燃えにくい、セルロースファイバーの断熱材を使っている。
内装材に用いるのは、澄んだ空気を生む「瀬戸漆喰」。漆喰は石灰石から生まれた自然素材。そのなかでも瀬戸漆喰は、牡蠣殻から抽出した超高濃度カルシウムイオン水を混ぜることで、強度と耐久性を上げた注目の素材だ。漆喰自体アルカリ性であることから、抗ウィルス・防カビなどの効果も期待され、生活臭を吸収分解するので、部屋の空気は常に清浄そのものだ。
メインでご紹介しているのは、同社のこだわりの一つである「焼杉」を外壁に用いた海辺のレストラン。アレルギーの方も動物性の食材が食べられない方も、誰もが食べられるうどんレストランであることから、建物は誰もが入れる素材で構築し、塩害に強い三角焼きで造る瀬戸の焼杉を用いた外壁に。商業施設も個人邸同様に、そこで誰もが心地良く安心して過ごすことができるように配慮すること忘れない。
次にご紹介するのは、四国産材の木で造る板倉構法と木摺り漆喰の家。ヘラやコテで仕上げる木擦り漆喰の壁は、職人の手による味わいを帯び、温もりを感じる空間に。構造材には四国産の杉と桧。室内の天井や壁、造作家具ももちろん無垢材で、和の素材を用いているが、和風にならない様に、バランスの良いデザインでまとめられている。
木材店からスタートしているので、「家を売りたい」ではなく「天然木の良さを感じてもらえる、生きた家を建てたい」という考えが強くあります︱と、代表の細川太志氏。家族と共に時を重ね、味わいを増していく家を、同社と共に、是非実現していただきたい。
海辺のレストラン
高松市
設計・施工 | 株式会社細川木材 |
敷地面積 | 847㎡ |
1階 | 88㎡ |
2階 | 88㎡ |
構造 | 木造 |
工事期間 | 2023年3月~2023年11月 |
木と漆喰の家
高松市
設計・施工 | 株式会社細川木材 |
敷地面積 | 264㎡ |
1階 | 84.16㎡ |
2階 | 31.16㎡ |
家族構成 | 4人家族 (夫婦、子2人) |
構造 | 木造 |
設計期間 | 2020年1月〜2020年5月 |
工事期間 | 2023年5月〜2024年4月 |
株式会社細川木材
日本の伝統工法と本物の天然素材にこだわり抜いた木造住宅を、一棟一棟ていねいに時間をかけて建てている。一般的な住宅と変わらないコストで、自然素材の家づくりを可能としている