兵庫県設計士の目線と三代続く
工務店の目線で建てる家

設計士の目線と三代続く
工務店の目線で建てる家

株式会社 大市住宅産業
素朴なぬくもりと暮らしの快適性能を備え
時を経る程に味わいの増す、品格のある平屋

 この家はご主人の地元である丹波市へとUターンしたご家族の住まい。丹波の自然に調和する、心地良くシンプルな空間が印象的な平屋だ。丹波地域は兵庫県内の林産地のひとつ。この邸宅を手掛けた〈株式会社 大市住宅産業〉は、設計士と工務店の三代目という2つの視点から家づくりを提案できることが大きな強みで、地元丹波篠山市の環境に即した長期優良住宅を手掛ける地元密着型の設計事務所・工務店として、お客様からの信頼も非常に厚い。
 まず目を奪われるのは素朴で温かみを感じさせる内装材の美しさだろう。居間の傾斜天井をはじめ、内装にはこの地元の丹波篠山産材の良材を中心に用いているが、厚みや目地と溝の寸法にもこだわって、施工のしやすさとデザイン性を兼ね備えたものに自社にて加工。身体に触れる内装はできるだけ自然素材を用いるというのもこだわりにあり、赤ちゃんがハイハイする床には杉材を。壁や天井の多くの部分を塗り漆喰で仕上げる等、住まい手家族が安心して快適に暮らすための工夫も満載だ。また、キッチン前の桜材のカウンターをはじめ、リビングの壁面収納や洗面カウンターは大工による造作家具。使用する木材への目利き、仕事の確かさは、大工仕事を大切にする同社ならではのものと言える。
 この邸宅は、古い家屋を取り壊して新築したもので、将来のことを考えて、階段の上り下りのない平屋に。音が響きにくい、隣の部屋が気になりにくい間取りを計画し、庭を挟んで両親宅が建っている。この庭があることで、互いにとって程よい距離感が保て、子世帯宅のウッドデッキは、親子3世代が集う憩いの場でもある。また、道路側にはプライバシーを確保するためコンクリート塀と植栽を配置しているが、建物が主張しすぎず、地域の景観になじむような外観・外構とすることが、当社の手掛けるすべての邸宅の共通項。耐震等級3の認定長期優良住宅であり、付加断熱を施した高気密・高断熱住宅であることも、大きな安心材料だ。
 建物は完成したときが一番美しく、年月が経つと必ず古くなり、傷んでいくもの。しかし、ただ単に「汚れた」と感じる家ではなく「味わいが出てきた」と思える家を手掛ける同社なら、木の経年変化を楽しみながら、愛着を持って家を育てていくーそんな暮らしをきっと叶えてくれるに違いない。

画像ギャラリー
玄関に入ると、正面のフィックス窓からデッキが見渡せる。同色で一直線につなげることで、広がりを感じられる仕掛けが施されている。右手奥には帰宅後すぐに手を洗えるよう、手洗いコーナーを設置
道路側にはプライバシーを確保するためコンクリート塀と植栽を配置。塀の奥には宅配ボックスが置ける広めのスペースも
家屋は庭をL字型に囲むように建っており、写真右手が主寝室。窓は小さく、庭に誰かがいても視線を気にすることなく寛げる
キッチンは室内を良く見渡せる位置に。既製品のキッチンの前に桜材のカウンターを造作
玄関写真の右手の奥に設けた手洗いコーナー。紺色のタイルがアクセント
深く大きなボウルを長めの造作カウンターに埋め込んだ洗面コーナー。カウンター面材は手入れがしやすい素材を使い、立上り部分はカウンターと同系色のタイル貼りに
子ども部屋は将来2部屋に仕切れるように設計されている
「茶の間」の脇には多目的に使えるフリースペースをレイアウト。ご主人の書斎として、子どもの勉強や遊び部屋としての活用を想定

平屋の品格
兵庫県丹波市
設計 株式会社 大市住宅産業
敷地面積 333.79㎡
1階 113.86㎡
家族構成 3人家族 (ご夫婦・お子様1人)
構造 木造軸組工法
構造設計 2022年3月〜2022年10月
構造設計 2022年11月〜2023年6月
構造設計 株式会社 大市住宅産業
株式会社 大市住宅産業

より良い地域社会の確立に貢献し、地域に根ざした循環型産業を目指す「地域の家守り」として、丹波篠山の基準に沿った「丹波篠山の家」を手掛けている。代表取締役は建築士で、3代続く工務店として、地元からの信頼も厚い

INFORMATION
株式会社 大市住宅産業
住所 兵庫県丹波篠山市吹新64-2
TEL 0120-692-184
079-590-1233
https://daiichijutaku.com

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