地域の「家守り」として
地域に根差した住宅を設計・施工
株式会社 大市住宅産業
 
 
丹波篠山の風景に馴染み
現代の家族にとって暮らしやすい里山の家
 目立つ何かがあるわけではない。ごく自然。けれど、日本の原風景を思わせる心癒す里山の景色が丹波篠山にはある。地元の方はよくご存じのことと思う。丹波篠山にはこの貴重な景観を次世代へと引き継ぐために、独自基準のまちづくり条例が敷かれている。ご紹介の家は、独自基準の一つ「丹波篠山の家」認定住宅をクリアし、山間の田舎町の風景に溶け込むように建っている。
 建設地は3方道路に囲われているため、開口部には目隠しの木塀や植栽を配してプライバシーを確保しているが、「ハナレ」や「木屋」を設けて母屋との間に余白をつくるなど、周囲に対して“閉じる”のではなく、プライバシーを確保しつつ“開く”家に。
 母屋は、扉の少ない一体空間とし、構造材の過半は兵庫県産材。内装には地元・丹波材をふんだんに。床は足裏にやさしい杉材貼り、兵庫県産の竜山石の土間、大部分の天井や壁には塗漆喰や和紙、桧の薄板を採用。地元丹波産の桧材を自社工場でスリット加工した小幅板や杉パネル材を加工した造作家具など、良材と大工の手仕事を活かした素朴で温かみのある室内は、コンパクトに設計されている。ただし、ロフトを設け造作棚や物入を適所に配することで、十分な収納量が確保され、空間全体がのびやかだ。
 この住宅を手掛けた︿株式会社大市住宅﹀は、地元で三代続く工務店。建物や外構が主張しすぎず、美しい里山の風景に調和し、昔からそこにあるような建物であることを大切にし、工務店と設計士の双方の目線を活かした家造りに定評がある。長期優良住宅を最低基準として、より性能の高い住宅をご提案し、余計なものをそぎ落とすことで、手の届く範囲のコストとなるよう心掛けてくれる点もうれしい限り。掲載の住宅も、夏・冬、エアコン1台ですごせるような高気密高断熱住宅とし、ハナレには太陽光発電を設置して、省エネルギーで暮らせるように設計されている。
 丹波篠山エリアでの暮らしをお考えの方、条例のあるエリアで家を建てたい方も、是非、同社にご相談を。その土地に根差した幸福な暮らしを設計し、形にしてくれる
晴天葉花
丹波篠山市
| 設計 | 一葉建築設計事務所 | 
| 敷地面積 | 349.36㎡ | 
| 1階 | 51.50㎡ | 
| 2階 | 40.58㎡ | 
| 家族構成 | 4人家族 (父,母,子2人) | 
| 構造 | 木造軸組工法 | 
| 構造 | 木造軸組工法 | 
| 設計期間 | 2024年7月〜12月 | 
| 工事期間 | 2025年1月〜8月 | 
| 施工 | 株式会社 大市住宅産業 | 
株式会社 大市住宅産業
より良い地域社会の確立に貢献し、地域に根ざした循環型産業を目指す「地域の家守り」として、丹波篠山の基準に沿った長期優良住宅を手掛けている。代表取締役は建築士で、三代続く工務店として、地元からの信頼も厚い
INFORMATION
株式会社 大市住宅産業
| 住所 | 兵庫県丹波篠山市吹新64-2 | 
| TEL | 0120-692-184 079-590-1233 | 
| HP | https://daiichijutaku.com | 
| https://www.instagram.com/daiichijutaku_sasayama/ | 
 








