一般論ではなく、そのご家族にとって
“ちょうどいい”住まいであることを大切に

　P78～P81でご紹介のモダンでスタイリッシュな邸宅、そしてP82～P83でご紹介のリゾートテイストの邸宅は、ご紹介する〈溝田建築設計事務所株式会社〉が手掛けたもの。それぞれに個性豊かで、テイストは全くと言っていいほど違う。が、共通していることがある。それは、施主様にとって“ちょうどいい住まい”であること。たとえば、いくらこれが標準的な快適な室温です」と、言われても、自分自身が暑いと感じるのであれば「暑い」と。寒ければ「寒い」と―思ったままに口にすべきです、と同社代表取締役・溝田晃之氏。もちろん、素材やデザイン、間取りも、家族仕様であるべきで、一般的な間取りやデザインに合わせる必要は全くないのである。それこそが画一化された規格住宅とは異なる建築家と建てる家ならではの大きなメリットだ。
　もう一つ、それがどんなテイストであっても、その空間を作り上げる素材をこだわり抜くことも共通項だ。最初の邸宅の床は時を経るほどに味わいの増すウォルナット、キッチンの腰壁は左官の手によるモルタル仕上げで上質に。ポイントに木質系の素材を入れることで見え方に変化を持たせシンプルな空間に温もりを添えている。次にご紹介の邸宅は、ブルックリンスタイルの内装とアーリーアメリカン風の外観が特長的で、リビングに敷き詰めたアカシア材がアクセントカラーのブルーをより一層引き立てている。
　この様に、目に見える美しさと同時に、目に見えない空気環境においてもバリアフリー化に早くから取り組んできた同社では、快適に暮らすための様々な機器や方法の中から、予算や間取り、建坪、家族のライフスタイル等に沿うベストな組み合わせを検証・提案し、さらに、お求めやすい価格でメンテナンス費用も抑えられるように工夫を重ねることも忘れない。そうして完成する住まいは、建築後数十年にわたって、簡単かつ安価でのメンテナンスが可能な家。それこそが、同社の考える「サスティナブルハウス」の姿だ。
　デザインも、そして室内環境や使いやすさも、すみずみまで家族の基準の住まいを。〈溝田建築設計事務所株式会社〉なら、必ず実現してくれるに違いない。