「ライフニットデザイン」と
「デザインオフィス」。
独自システムによる際立つ美しさ
1960年創業の積水ハウス株式会社は、名実共に日本を代表する企業のひとつだ。
梁や木を多用する空間デザインが得意な「シャーウッド」、開放感あふれる大空間が表現できる「IS」開放感あふれる大空間が得意な「IS」、どちらも圧巻の空間デザインが大きな魅力だ。その核となるのが、積水ハウスが考案したデザインシステム「life knit design(ライフニットデザイン)」だ。これは積水ハウスが独自に導き出した「静 PEACEFUL」「優 TENDER」「凛 SPIRIT」「暖 COZY」「艶 LUXE」「奏 PLAYFUL」という6つの感性フィールドをベースにお客様の感性を写し出す試みである。写し出された感性を具現化し、共有することで、「時間と共に愛着を編み込む住まい」となるインテリアを提案していく。
そしてもう一つ特筆すべきは、積水ハウスの様々な職種・職域のスタッフから選び抜かれた精鋭で構成される
プロフェッショナル集団「DESIGN OFFICE(デザインオフィス)」だ。知識と経験、才能豊かなスペシャリストによる特別チームが、いつまでも愛着が感じられる世界にただ一つの邸宅を創りあげていく。
64~66ページでご紹介している施工例は、どの時代にあっても「今」を感じる普遍性のあるデザインを提案し、内外の素材は出来るだけシンプルなものを使用。構造は木造、外壁は吹付塗装で、“長い物・大きい物・直線的な物は普遍的で美しく、格好良い”という考えを軸にデザインされている。
インテリアは色味を抑えながら柔らかで静かな空気感を。アルフレックスで揃えた家具は、曲線を用いたアイテムをセレクトし、空間に馴染ませている。また、物で埋めがちな空間に意図した余白を作ることや、暗いイメージのある北側でも、壁面等を利用することで穏やかな光を受ける心地よい空間として創ること等、発想の転換によるデザイン提案も秀逸だ。