都心の密集地に建つ
光と風に満ちた住まい
株式会社テラジマアーキテクツ
3階建ての周囲を壁で守り、
その内側に開放感あふれる豊かな空間を。
降り注ぐ陽射しと吹き抜けてゆく風。見上げれば空が広い。写真の邸宅は、実はマンションや店舗が密集する駅前通りにある一角の、住宅やアパートに囲まれた土地に建っている。
近隣のマンションに住んでいた施主様は人情味あふれるこのエリアに愛着があり、敢えてこの場所に。広いリビングと中庭を作って愛犬を走りまわらせてあげたい︱そんな想いもあって建てた家は、中庭を囲むように開放感ある空間が広がるガレージハウスだ。
設計者がもっとも重視したのは “外部との距離感”。家族のプライバシーを守ること、近隣の住宅を気にすることなく来客と一緒に寛げる空間であることが必須条件で、3階建ての周囲を壁で覆う構成に。白は好みではないという施主様のオーダーを反映した邸内は、グレーや黒を多用したスタイリッシュなカラーリングで構成し、1階はインナーガレージ、2階にLDKとテラスとバスルーム、3階には寝室、和室の他にプライベートジムも備えた間取りとなっている。中央に中庭とテラスをレイアウトすることで、施主様が希望する閉鎖性を備えつつ、邸内はどこにいても圧巻の開放感。もちろん愛犬も、自由に走り回ることができる。
この邸宅を手掛けた「株式会社テラジマアーキテクツ」は工務店として1958年に創業。創業66周年を迎え、多くの建築家を擁する同社は“デザイン工務店”の先駆けとしてもその名を知られる存在だ。緻密なデザインと歴史ある工務店ならではの職人の手仕事︱この双方を一社で提供できる点が、大きな強みでもある。同社が推奨しているSE構法は、設計者と大工職人の双方の視点から選ばれたもので、思い通りの自由なデザインと高性能な耐震構造を両立。モダンでありながら、どこか温もりを感じるその佇まいは木造建築ならではのものだ。
密集地であっても、開放感ある空間は実現できる。テラジマアーキテクツなら、制約の多い都市部でも、光と風を日々の暮らしに届けてくれるに違いない。
内に開かれた中庭のある暮らし
遊べるガレージハウス
東京都品川区
設計 | 株式会社テラジマアーキテクツ |
敷地面積 | 209.29㎡ |
1階 | 99.78㎡ |
2階 | 92.31㎡ |
3階 | 77.96㎡ |
家族構成 | 3人家族(父、母、子1人) |
構造 | 木造(耐震構法SE構法) |
構造設計 | 株式会社エヌ・シー・エヌ |
設計期間 | 2015年4月〜2015年12月 |
工事期間 | 2015年12月〜2016年7月 |
施工 | 株式会社テラジマアーキテクツ |
テラジマアーキテクツ
都市に最適化した「光と風の家」を設計施工からメンテナンスまでトータルに手掛けるデザイン工務店。開放性と防犯性の両立、デザインと機能性の両立を軸に、100年暮らせる・住み継げる、確かな性能を備えた家づくりに定評がある
INFORMATION
株式会社テラジマアーキテクツ
住所 | 東京都目黒区自由が丘2-10-4 ミルシェ自由が丘6F |
TEL | 0120-20-5431 |