「栃木」 一覧
時を重ねるごとに味わいを増す
塗り壁の家
株式会社テクノホーム
家が密集する住宅地でも
自然を感じる開放感あふれる空間を実現
室内から視線を外に向ければ、目に入ってくるのは空の青と中庭の緑だけ。キッチンで料理をしている時も、ダイニングテーブルを囲んでいる時も、そしてソファで本を読んでいる時にも︱どんな時でも緑と共に過ごせるように考えられたこの邸宅は、〈株式会社テクノホーム〉の宇都宮展示場。
ただし、建っているのは同社社屋前のごく一般的な住宅街だ。南北に細く、北と東側に道路が通る47坪の土地で、北側に駐車場を配置すると南からの採光は期待薄。決して好条件とは言い難いロケーションであるにもかかわらず、周囲に何もない自然豊かな場所にいるような、この開放感と明るい空間。
周囲からの視線が入らないように配慮されたこのモデルハウスは、植栽を配した中庭を設けることで視線がブロックされている。さらに、視線の行き止まりを少なくすることも、開放感をもたらす秘訣。閉塞感を生まない様に、中庭に面する窓は大きく取り、リビング・ダイニングの上部に吹き抜けを設けることで、視線が横にも縦にも抜けるように考えられている。外壁材や内装材を職人の手仕事による塗り壁を標準採用。本物の素材を使用することで、既製品にはない味わいが生まれ、室内は居心地良く、通りから眺めると上質な佇まいが際立っている。
同社は創業から34年。現代表の深石英樹氏はUR都市機構に籍を置いていたことから街づくりや公園等の計画整備に造詣が深く、家づくりにも周囲との調和が取れるよう緑がある建物であることを大切にしている。また、珪藻土の塗壁や無垢床、モルタルなど時の流れとともに魅力が増す本物の素材を取り入れることで住まいに歴史と個性が刻まれ、時を重ねるごとに愛着が感じられる住まいになると考え家づくりに携わっている。複数在籍している女性設計士ならではの動線を意識した機能とデザイン、バランスを取った設計も得意としている。写真でご紹介のこのモデルハウスも、空間や家具の美しさはもちろんのこと、家事や暮らしの動線がしっかりと考えられているので、ご来館のうえ、ご自身でその快適さ心地良さを感じてみては。2024年11月には宇都宮市西川田の住宅展示場「フェアリースクエア」内に新しいモデルハウスが誕生予定。ウェブサイトをご確認のうえ、こちらも併せてご覧になっていただきたい。
宇都宮モデルハウス/土間と緑がつなぐ上質な暮らし
栃木県宇都宮市
設計 | 株式会社テクノホーム |
敷地面積 | 157.93㎡ |
1階 | 87.77㎡ |
2階 | 45.54㎡ |
家族構成 | 4人家族 (父,母,子2人) |
構造 | 木造在来工法、W断熱工法 |
工事期間 | 2023年10月〜2024年4月 |
施工 | 株式会社テクノホーム |
株式会社テクノホーム
時を重ねる家をコンセプトに、住まい続けることが心地良く、誇らしさも覚えるような、時代に流されないデザインを追求。女性設計士による“家事楽”の提案にも定評がある