兵庫県日本古来の技術を継承しながら
新しい価値観を備えた住まいを提案

内部空間と庭や自然がゆるやかに繋がる
風と光が舞い込む空間

　壁の中の閉じた空間から、庭や外部の環境とつながる開かれた空間に―。家の在り方が変化する中、今回ご紹介する︿須々木工務店﹀の2邸は、この思想を緻密に考え抜かれた設計によって大胆に具現化するものだ。
　P80からP83でご紹介する淡路市の邸宅は、幹線道路沿いというロケーションを感じさせない、のびやかに広がる空間が印象的な平屋建て。幅8メートル×高さ約2.5メートルの木製掃き出し窓を全て壁面に収める引き込み式にすることで、全開放が可能に。ＬＤＫの天井高は最大3.7メートル、35帖近い広がりのある大空間設計となっており、材質と高さをリビングと揃えた縁側テラスが内部空間の延長としてより一層の開放感を生んでいる。最も長い時間を過ごすLDKと主寝室を近くに配置し、ペットの遊び回る大きな庭との繋がりを密にし、コンパクトで便利な動線に。一方、長時間居ることのないカーポート・ゲストルーム・ウォークインクロゼットは、騒音や視線に対する緩衝ともなるよう、幹線道路側に寄せて配置する等、視線と騒音をコントロールしながら、光と風を感じさせる空間設計が光る。
　次にP84からP85でご紹介するのは、敷地の北側に広がる池と一体化するようなインフィニティプールを備えたモダンな邸宅。大開口のサッシからプール越しに広がる池の景色を望めるリビングダイニングには吹き抜けを設けることで、自然光もたっぷりと差し込む空間に。バーカウンター、ホームシアターを備えた落ち着きのある趣味室、ガラス越しに愛車を望めるインナーガレージを備え、一人でも多人数でも寛ぎ楽しめる贅沢な空間が提案されている。
　家づくりの大前提として、〈須々木工務店〉が指標とするのは、デザイン的な美しさはもちろんのこと、健康で安心・安全な住まいに他ならない。施主様と対話と重ね、土地の特性、周囲の環境を読み解くことで、その場所、その施主様だからこその一邸を。美しさと機能性、安全性に留意されたオンリーワンの我が家を、是非、同社と共に実現していただきたい。