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そこに家族が暮すことでより一層美しく
景観に富んだ立地を活かした心地良い住まい

　ハイエンドな邸宅からローコスト住宅に至るまで、幅広い客層に提案できる企画力に定評のある札幌市の〈Ｓ・建築製作所株式会社〉は、代表取締役・柴嵜雄次氏が設計事務所で学んだ知識と大工として習得した技術を活かし、RC造から木造まで高性能で快適な建物を設計・施工。棟数を追わず、信頼のおける職人たちと一緒に良質な建物を提供することが信条だ。
　今回ご紹介するのは、山と街並みを眺める高低差5メートルの敷地に建つ邸宅。建物は、なるべく高低差の少ない1．5mの高低差で建てることのできる位置を選んで建てられているが、プライベートな1階部分は高低差なりに一番低い玄関から最も高い浴室まで徐々にスキップさせていくプランに。
　恵まれた立地条件を最大限に活かすため、「眺望」をキーワードに、2階に設けたリビング＆ダイニング、リビングから繋がる10畳ほどの屋上庭園からは山肌の緑を。また、1階の書斎・ベランダ・ロフトからは、街並みを見下ろせるプランとなっている。さらに、視界の広がりは外に向けてのみではなく、アオダモを植えた中庭を取り囲むように洗濯室・洗面室・浴室を設け、プライベートな中庭に向けた窓からも自然を楽しめる。
　邸内には白い壁と引き立て合うウォールナットのフローリング、それに合わせて玄関やリビングに大胆にあしらわれた天然石等、随所に質感の良い素材が使われているが、ウォークインクローゼットを寝室と洗濯室に隣接させるといった使い勝手の良い動線をはじめ、北海道で快適に暮らすための住宅性能に優れＺＥＨ基準をクリアしている住宅であること、積雪による転倒防止のためのロードヒーティング設備等、機能面においても非常に優れた住まいであることも特筆すべき点だろう。
　すべての工程において熟考を重ねることを大切にし、施主様と一緒になってかけがえのない一棟をとことん突き詰めていく〈Ｓ・建築製作所株式会社〉となら、きっと思い描く以上の一棟を実現できるに違いない。