時の流れに耐えうる
タイムレスな建築
KIRYU ATELIER&T
一級建築士事務所
家族のプライバシーと繋がりを共存させた
V字型の二世帯住宅
ほぼシンメトリーのV字に拡がる美しい建物が、住まい手や客人を温かく包み込むように迎え入れる。敷地の奥に広がる丘は、古墳時代の古墳群が密集する場所で、戦国時代の城跡―砦山でもある。この邸宅は二世帯住宅として計画されたもので、1600年前の王墓、500年前の武士の拠点であった砦から現代まで続く“その土地に眠る固有の記憶と、歴史の重層的な時間軸”という文脈をもつ立地に対して、何代にもわたって同じ土地が受け継がれていく家族の連続性とを重ね合わせた建築となっている。
背景の丘の地形を生かし、親世帯と子世帯をV字型の左右の棟に分けることで中心エリアに空白を生み出し、二世帯住宅における最大の課題である“隣り合わせの圧迫感”や“プライバシーの確保”を実現。同時に、中央の中庭やV字の交わる部分に配した共用の客間といった二世帯が繋がる建築形態によって、“家族の気配の確保”という相反する機能を両立させ、それぞれの世帯が独立した生活空間を持ちつつも、緩やかに繋がるように配慮されていることも特筆すべき点だろう。
また、特長的なV字の先は、古墳と城跡の丘へと向けられている。背後の丘を単なる背景としてではなく、古代の古墳が持っていた山への畏怖や聖域へのアプローチという精神性を現代の建築で再現し、彫刻的な建築と自然の美しい対比が生み出されている。
「建築は社会性をもった芸術の最高峰。一度建ってしまうと、どんな建物でも何十年、何百年とそこに建ち続けてしまいます。だからこそ社会的責任も大きく、建物をつくる職人さん、完成後そこを利用する人々、街の環境など、かかわる全ての人々の希望でなければならないと思います」と、同社代表・高橋誠二氏。そして、「このような建築はひとりの建築家だけで創るのではありません。情熱をもって施工していただいた工務店様、そして何より最後まで信頼していただいたクライアント様に感謝いたします」とも。
人々が感動し、人々の希望となるような美しい建築を、同社と共に、次はあなたがこの地球上に新たに増やしていただきたい。
O様邸/Arc V House
| 設計 | KIRYU ATELIER&T 一級建築士事務所 |
| 敷地面積 | 788.45㎡ |
| 1階 | 244.82㎡ |
| 2階 | 150.13㎡ |
| 家族構成 | 親世帯2人 子世帯4人(ご夫婦+子2人) |
| 構造 | 木造 |
| 設計期間 | 2023年7月〜2024年3月 |
| 工事期間 | 2024年5月〜2025年12月 |
| 施工 | 白竹建設株式会社 |
| photo | ©︎ToLoLo studio |
KIRYU ATELIER&T
一級建築士事務所
「より本質的に、より創造的に、より美しく」を理念とし、住宅やマンションをはじめ、店舗・事務所・工場・医療系といった非住宅まであらゆる分野を設計対象とし、構造についても、木造・鉄骨造・RC造・SRC造など、その建築に適した構造をご提案
INFORMATION
KIRYU ATELIER&T 一級建築士事務所
| 住所 | 愛知県名古屋市天白区平針2-1111 A2ビル407 |
| TEL | 052-805-8362 |
| HP | https://t-arch.main.jp/ |









