奇をてらわない、尖らないそして唯一無二であること。

北信エリアの里山を切り取ったような中庭が
原風景を描き出す、コの字型のコートハウス

　誰もがその名を知る〈積水ハウス〉の創業は1960年。研究開発から始まり、商品開発・技術開発・設計・生産・施工・アフターサービスまで、住まいづくりに関わる全てのプロセスを一貫体制で担う注文住宅ブランドであり、その累積建築戸数は世界一。
　同社の住まいづくりは、設計の自由度と耐久性、耐震性を兼ね備えたオリジナル工法によって、敷地に適した快適で安全な住まいを実現することを大前提としているが、木造と鉄骨どちらも選択できることが、積水ハウスの大きな特徴でもある。
　今回誌面でピックアップしてご紹介しているのは、2023年に「SBC上田ハウジングパーク」内に誕生した「上田・軽井沢展示場」。この邸宅は、多彩な空間デザインが得意な木造住宅「シャーウッド」で建てられた、平屋にも見える2階建。日本の伝統的な美を意識し、天然石やコンクリートなどの硬質な素材と木や珪藻土等のコンビネーションにより、緊張感とやさしさが表現されていて、ワンランク上の品格を備えながらも周囲を威圧することなく、自然に溶け込むような佇まいに目を奪われる。中庭を囲んだコの字型の間取りとなっており、どの部屋に居ても緑を感じながら穏やかな時間を過ごせるように計画されている。また、ご自宅にいながらアウトドア気分を味わえる屋外の軒下空間テラスの提案など、家族の団欒が自然と生まれる住まいであることも見所の一つだ。
　積水ハウスでは、独自に導き出した「静」「優」「凛」「暖」「艶」「奏」という6つの感性フィールドをベースに感性を可視化する新たなデザイン思想（ライフニットデザイン）の導入と、社内でもトップクラスのプロジェクトマネージャー、デザイナー、インテリアコーディネーター、エクステリアデザイナー、現場責任者であるコンストラクターから編成されるプロフェッショナル集団（デザインオフィス）を軸に、いつまでも愛着が感じられる世界にただ一つの邸宅を創り上げていく。
　地元の方はもちろんのこと、別荘や移住など、信州という土地の魅力を最大限に生かした特別な邸宅をお考えの方は、「上田・軽井沢展示場」へのご来場をおすすめしたい。